台風や集中豪雨で車が水没・・・水没車の注意点や対処法、廃車や保険適用について – 後編
前編では車の水没による被害についてまとめましたが、つづいて、寒水時の対応や保険による補償等についてまとめてみたいと思います。
車が水没したときの対応
整備工場・ディーラーに見てもらう
車が水没してしまった場合は、一日でも早くプロに状態を確認してもらうことが大切です。車が水で濡れてしまったり、土砂やゴミなどが侵入してしまった以上、故障している可能性が高い、または今後故障する可能性が高いと考えたほうが自然です。
とくに水による被害は、水没直後に影響がなかったとしても、時間が経過する毎に部品がサビて腐食したり、ショートの可能性が高くなります。もちろん時間の経過とともに、内装への被害も広がり、カビが繁殖したり、悪臭の除去ができない状態になることもあります。
そのため、被害を少しでも抑えるために、可能な限り早くプロに状況を見てもらい、診断してもらうようにしましょう。
移動にはレッカー車を使う
車の水没時に気を付けなければならないことは、基本的には自分で運転をせずに、レッカー車に運んでもらうということです。水没の状況によっては、普通にエンジンがかかり、走行のできる状態を維持していることもあります。しかし依然として電気系統は水に濡れているため、稼働と同時に感電事故が発生する可能性があります。
また水害による水没は、水だけでなく、砂利や土、細かいごみなどエンジン等に入り込むことがあります。この状態でエンジンをかけると、電極がショートし、火災の発生する場合もあります。あるいは、エンジンをかけた瞬間だけでなく、走行中にそのような事態に発展する場合も多いのです。
そのため、基本的には自分で運転をせず、レッカー車に依頼し、そのまま整備工場などへ運んでもらうようにしましょう。
修理はした方が良いのか
水没による車の被害はケースバイケースであるため、修理をすべきかどうか、一概に判断できないのが難しいところです。というのも、場合によっては莫大な修理費用が発生することもあり、車のもとの状態によっては、つまりそもそも年式が古かったりする場合には、車の価値以上の修理費用が発生することもあります。
また、そもそも修理によって完全に元の状態に戻らないこともあります。車の破損状態によっては今後も故障の可能性を持っていたり、またカビ等による臭いが除去しきれない場合もあります。そのため、じっくりと整備士と相談し、アドバイスをもらうようにしましょう。
廃車にした方が良い場合もある
前述のように、修理が難しい場合や費用が高額になる場合には、廃車を選択したほうが良いことも大いにあります。とくに水没してしまった車は「冠水歴有り」と診断され、中古車としての価値がほとんどなくなってしまいます。そのため、修理の可能性が低い場合には、廃車も検討するようにしましょう。
車両保険の適用について
台風や集中豪雨による洪水など、自然災害によって車が水没してしまった場合には、基本的に保険が適用されます。また、修理が不可能な場合、修理費用が保証金額を超えてしまう場合には、「全損」扱いとして、あらかじめ設定された金額が支払われます。
ただし、同じ自然災害であっても地震・津波は車両保険が適用されないため注意が必要です(特約あり)。
まとめ
車が水没してしまった場合の被害や対応、保険について分かりましたか?いずれの状況においても、まずは専門家に見てもらうことが大切です。その後、保険会社に保証額を確認し、また修理した場合の修理費用、売却した場合の売却額を確認してから、修理するのか、廃車するのか、検討するようにしましょう。
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