日本国内はもちろん、海外でも絶大な人気を誇る「トヨタ」。そのネームバリューは絶対的であり、新車・中古車市場ともに他社を圧倒しています。

その人気ゆえにトヨタ車はリセールバリューの高いことで知られていますが、果たしてなぜトヨタの中古車はそこまで「売れる」のでしょうか？

こちらの記事では、トヨタの中古車のリセールバリューが高い理由や、逆に売れにくい車についてご紹介します。

トヨタ中古車のリセールバリューは高い

トヨタ車は国産車の中でもとくにリセールバリューの高い車種といえます。やはりトヨタのブランド力や故障しづらいという安心感は絶大で、国内シェアの約30％を占めています。

さらにリセールバリューの観点でいうと、残価率が70%を超えるものも多く、高級ミニバンのアルファードやヴェルファイアにいたっては、90%を超えるモデルすらあります。

残価率90％ということは、3年後も新車とほぼ同じ価格で取引されるということであり、その（良い意味での）異常さをうかがうことができますね。

トヨタの中古車はなぜ売れるのか？

それでは、なぜトヨタの中古車はそれほどまでにリセールバリューが高いのでしょうか？国内人気があるということももちろん大きな要因ですが、もうひとつ、大きな理由があるんです！

海外需要

トヨタ車は、国内はもちろん、海外でも絶大な人気を誇ります。車は壊れやすいという常識の中で、故障に極めて強いトヨタ車は、まさに異例といえる存在。先進国から発展途上国に至るまで、さまざまな国で人気のメーカーに数えられます。

また、海外の自動車に対する常識は、私たち日本人と大きく異なります。海外では車は走れば良いという感覚が強く、ガラスが割れていたりドアが開かない車であっても、平気で乗り回しています。車検もないですし、走行距離50万キロを超える車だって少なくありません。

そのような海外の常識の中で、割れ物のように丁寧に扱われ、厳しい車検を通過し、10万キロを超えれば廃車扱いされてしまうような日本の中古車は、まるで新車のように重宝される存在なのです！

このような理由から、とくにトヨタの中古車は国内以上に海外の需要が高く、高額で取引されるため、必然的にリセールバリューが高くなるんですね。

廃車ですら売れる？

極論を言えば、海外では廃車ですら「売れる」ようです。廃車は走ることはできませんが、解体することで「パーツ」として取引することができます。中古車を取り扱うバイヤーは廃車も一緒に購入し、交換用のパーツとして再販するようですね。

トヨタでも売れにくい車

中古車業界では「最強」の座にいるトヨタ車の中にも、実は売れにくい車があるようです。果たしてどのようなモデルはリセールバリューが低くなってしまうのでしょうか？

3ドア

3ドアの車は海外でも不人気です。前述のようにトヨタ中古車のリセールバリューは海外需要に支えられているため、海外で不人気のモデルはやはり「売れにくい」車ということになるようです。

5人乗りワゴン

5人乗りワゴンも同様に、海外での人気が低いため、どうしてもリセールバリューが下がりがちです。これからトヨタ車の購入を検討している方は、3ドアや5人乗りワゴンは避けるようにしましょう。

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