メルセデス・ベンツ Gクラスの買取相場とは
メルセデス・ベンツと聞いて、まず思い浮かべる車のイメージは高級セダンだという人がほとんどかと思います。
しかし、メルセデス・ベンツは時代に合わせて多くの車種を生産してきました。
スポーツカーにコンパクトカー、クーペにカブリオレ、SUVにリムジンなどは今や当然のラインナップとしても、中にはバンやバス、トラックなどの多目的車まであるということをご存知ですか?
そんな多種多様な車種の中でも、芸能人やセレブなど、富裕層を中心に特に人気のあるモデルだと言われているのが「メルセデス・ベンツGクラス」です。
もともとはNATOの軍用車両?
「Gクラス」の「G」は、「Geländewagen(ゲレンデヴァーゲン)」の「G」。ドイツ語で「オフローダー」を意味する単語で、その名の通りオフロードをパワフルに走破するSUVモデルです。
もともとはNATOの軍用車両であったものを民生用にアレンジした車で、その屈強さと走破性の高さは折り紙付き。
また、1979年の発売から40年近く経った今でも基本的なデザインが変わっていないのもこの車の特徴です。
都会的なデザインのSUVが増えた昨今において、これぞオフロード車と言わんばかりの無骨で角ばったルックスがファンを惹きつけています。
輸入車にも関わらず、高いリセールバリュー
一般的に輸入車、しかも高級車のリセールバリューは悪いと言われています。
すぐに売れる車ではないので業者側に管理コストがかかること、国産車と比較しても修理が高くつくこと、新車購入の段階で大幅な値下げが行わることが多いなど、そこにはさまざまな理由があります。
しかし、そんな厳しい状況の中でも、この「メルセデス・ベンツGクラス」は非常に高いリセールバリューが期待できる車と断言できます。
いろんな意味で「変わらない」車
中古車市場におけるGクラスの強さは「変わらない」こと。
モデルが変わらない
メルセデス・ベンツGクラスがフルモデルチェンジを行ったのは2018年のことです。これは、1979年に発売されて以来初めてのことだと話題になりました。
小さなマイナーチェンジはあったものの、Gクラスはおよそ40年もの間基本的な設計やデザインに大きな変更はされずファンに愛され続けてきたモデルだったのです。
デザインが変わらない
また、最新の法規制や環境に合わせるために近年行われたフルモデルチェンジの際も、一見すると「どこが変わったのか?」とつい思ってしまうほど、外見にそこまでの変化はありませんでした。これは、40年間続くスピリットを継承する形で改良が行われたということに他なりません。
年月を経ても状態が変わらない
多少古い年式であっても古臭さを感じないデザイン、かつ年月を経ても劣化しないタフネスさ。これらがこの車の価値を押し上げています。
しかも、日本では新旧Gクラスが併売されているため、万一旧モデルにトラブルがあった際も修理が容易です。そんな「維持のしやすさ」もあり、メルセデス・ベンツGクラスは中古車市場においても高い人気を誇っているのです。
メルセデス・ベンツ Gクラスを売る際の注意点
メルセデス・ベンツのみならず、輸入車というくくりの中でも突出して高いリセールバリューを誇る「メルセデス・ベンツGクラス」。高めの相場が約束されているとも言える車ですが、不安要素がないこともありません。
Gクラスは、近年行われたフルモデルチェンジ後も旧モデルが併売されており、全面的な世代交代とはなりませんでした。そのためか新型に乗り換えるユーザーが続出したわけでもなく、中古車市場価格は比較的安定していたのです。
しかし今後旧モデルの販売状況がどうなるかは分かりません。
一般的に、メルセデス・ベンツはモデルチェンジが行われると激しい価値下落が起こると言われています。
いくら高め安定のGクラスといえども、完全な世代交代が起こった際に旧モデルの価格がどう変化するのかも未知数なのです。
現在メルセデス・ベンツGクラスの売却を考えている方は、大きな変動が起こっていない今のうちに一度無料査定などを試してみるとよいでしょう。
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